事故車の処分に困っている方も多いかと思います。実際、事故車と聞くと、処分するしか手段がないと思われがちです。しかし、そんな事故車でも、まだまだ未来はあるのです。そのゆくえは多岐にわたります。
事故車だからといって、買取業者へ依頼するのをためらっているのならば、ぜひ一度、事故車買取業者に査定を依頼してみましょう。たくさんの事故車買取の専門業者が存在し、多くの業者があなたの事故車を欲しがっているかもしれません。
事故車が買い取られた後、どのようなかたちで再利用されるのか見てみましょう。そうすることで安心して買取に出せますよね。たとえ事故車でも、まだまだ価値はあるのです。
そもそも事故車とは、事故によって車の胴体部分であるフレームや、その接続部分を修復したことのある車のことを指します。この修復歴や、ほかのパーツの修理歴があると、価値が下がってしまう……と思い込んでしまいがちです。
冒頭にも述べたように、そんな事故車であっても、価値があるのをご存知でしょうか。まさかそんなわけ……と思っている方へ、事故車には主に3つの未来があります。
事故車のゆくえのひとつ目は、修理されたのちに、再び車として使われることです。事故とはいえ、損傷の大小はさまざまです。損傷が軽かったり、修理すればまだ使える状態であったりすれば、中古車として再販されます。
事故車であれ、中古車として再販されるのは、日本国内だけではありません。日本車は、世界中で安定した人気があり、基本的にどの車種でも海外では引き取り手が多くいます。そのため、修理されてから海外へ輸出されることも珍しくありません。
輸出先の国は、アジア各国や中東などにとどまらず、アメリカやヨーロッパなどの自動車先進国も挙げられます。ここからも、日本車の根強い人気がうかがえます。
損傷が軽い事故車を買取ってもらったら、修理されて、海を越えた向こう側で運転されているかもしれませんね。
損傷が比較的激しい場合でも、その事故車に未来はあります。車としての役割は終わっても、無傷であったパーツは使うことができます。
そのため、事故車買取業者のスタッフや、自動車解体の許可を持っている人によって、使えるパーツをバラします。そのパーツは、中古部品として販売されたり、パーツ交換に使われたりします。
ここでバラされた中古部品も、国内のみならず、海外でも販売されることがあります。事故車だからといって、侮れません。事故車は、日本だけでなく、海外でも誰かに使われ、役に立つのです。
損傷がさらに激しい事故車の場合は、スクラップされ、鉄などの資源として利用されます。車は、鉄やアルミなど、さまざまな資源からできています。そのため、その資源の再利用が可能なのです。
事故車をスクラップしてできた資源は、新しい車の一部となったり、家具に使われたりと、その用途はさまざまです。たとえ車としての役割が果たせなくなっても、社会の役に立つのです。
先に述べたように、事故車はパーツ単体として販売される道もあります。しかし、バラす人を「事故車買取業者のスタッフや、自動車解体の許可を持っている人」と言及したように、ETCなどの付属装置以外については、許可なくバラすことはできません。
事故車の解体は、自動車リサイクル法という法律に基づいて行わなければなりません。そこでは、事故車の解体は、自動車解体業の許可を得ている人でないと、してはならないと決められているのです。
簡単に外せてしまうパーツもあるようですが、うっかり外してしまわないように、注意しましょう。
事故車の再利用を望むのであれば、買取業者へ依頼する必要があります。先ほども述べたように、プロに依頼しなければ再利用はできないので、注意しましょう。事故車を再利用することは、あなたに料金がいくらか支払われるだけでなく、それまで乗っていた愛車に未来を与えることにもなります。
事故車といってもせっかくの車ですから、再利用できるに越したことはありませんよね。どのように買い取ってもらえばよいのか、見ていきましょう。
事故車を買取ってもらうには、事故車専門の買取業者に依頼する必要があります。一般的な中古車販売業者に依頼すると、値段がつかないばかりか、買取に費用を請求されてしまう事があるため、注意が必要です。
事故車専門の買取業者であれば、その道のプロに査定してもらえます。そのため、たとえ使えないと思われる車でも、比較的高値の査定をしてもらえる可能性があるのです。少しでも高く買い取ってもらうためにも、買取や査定を依頼するときは、必ず事故車専門の買取業者に依頼するようにしましょう。
事故車専門の買取業者と一言で言っても、その専門はさまざまです。年式の古い車にこだわった業者が合ったり、外国製の車の専門であったり、改造車の専門であったりします。これらの専門に当てはまる車をお持ちの場合は、専門分野を持った業者に依頼する方がよりよい値段がつきます。
一方で、専門性を持たない事故車買取業者に、改造車を売ると、値段がつかないこともしばしばあるようです。このような特殊な車は、専門性のある業者がある場合が多いので、一度調べてみるとよいでしょう。
また、再利用は望まず、廃車にしてしまいたいという方は、廃車買取業者に依頼しましょう。こちらでも、いくらかのお金を受け取ることができます。そのお金を次の車の購入資金にするのもよいでしょう。
車を廃車にするには、所定の手続きが必要になりますが、廃車買取業者に依頼することで、手続きもほとんど業者が行ってくれます。ただし、完全に廃車とする場合、解体してからの手続きになるため、後戻りができません。
どのような事故車をお持ちであれ、少しでも高く買い取ってくれる業者を見つけたいですよね。さらに、サポートがあったり、査定内容が納得できるかどうかであったりと、優良業者に依頼するに越したことはありません。
どのようにすれば、優良業者を見つけることができるのでしょうか。ここでは、優良業者の見極め方をお教えします。
最も大切なのは、一括査定を依頼することです。たとえご自身の車に合った専門業者があったとしても、その1社に決めず、いくつかの業者に査定を依頼しましょう。
査定額だけで決めてしまうのは少し危険も伴いますが、査定額も大事な要素のひとつですよね。査定してもらったら、どの部分がよかったのか、どの部分が悪いのかを聞き、査定額が納得できる内容なのかを確認しましょう。
紙面で確認できる場合は、その査定額の内訳を確認しましょう。
査定時間が短すぎる場合は、その業者の正確性を疑う必要があります。細かな部分までチェックするには、短くとも10分以上はかかるといいます。あまりに短い時間で査定が終わってしまったら、その査定結果の理由に正当性があるか、しっかり聞きましょう。
事故車をお持ちの方の多くは、その事故車の処理に困っているといいます。ほとんどの方が、「事故車=廃車」と考えてしまいがちですが、事故車の再利用も検討してみてください。事故車でも、国内外で車としての役割を果たしたり、パーツや資源として再利用されたりするのです。
事故車を再利用する場合は、事故車専門の買取業者に依頼するようにしましょう。専門性のある事故車専門業者もチェックしてみると、高く買い取ってもらえるケースが多いので、おすすめです。もし廃車にすることを希望するのならば、廃車専門業者に依頼するとよいでしょう。
事故車の処分をどうするのであれ、せっかく買い取ってもらうのですから、優良業者に依頼したいですよね、そのためには、複数の業者に査定を依頼しましょう。そうすることで、比較もでき、よりよい業者に依頼することができるのです。希望に沿った事故車処理ができるとよいですね。